2018年09月27日

魅惑のウィスパーヴォイスが心地よく耳をなでるような一枚

 映画の中ではThe Smithsの曲がきっかけで意気投合し、トムとサマーの恋が始まる。レジーナ・スべクター、ホール&オーツなど、ミュージッククリーブも多く手がける監督マーク・ウェブならではのセレクト。

 どれもセンス抜群で音楽ファンならずともハマるはず!フランスを代表する女優でありながら、シンガーとしての才能も併せもつシャル口ット。本作は彼女の指名でべックが全面プロデュースをしたことでも話題に。魅惑のウィスパーヴォイスが心地よく耳をなでるような一枚。  


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2018年08月25日

ドラム・ターンと呼ばれる作業を行います


 毎日、自転車に乗った多くの配達員が漁師やレストラン、工場などから、魚の皮を詰め込んだ袋をオウィーノの工場に持ち込む。工場では従業員が、ハエがたかる魚の皮から残った身を取り除き、まるで洗濯物を干すかのように、魚の皮を乾かすために木の棒にそれらを干す。おなかを空かせた鳥がつつきに来ることもある。

 その後、魚の皮はハンドル付きの錆びたドラム缶に詰められ、パパイヤやアボカドなど現地で採れる果実で作られた酸性の溶液に漬け込まれる。これによって皮がなめされる。

「ドラム・ターンと呼ばれる作業を行います」と器具を力いっぱいに押しながらオウィーノは話す。  


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2018年04月13日

本作の対の作品として同時期に『プロヴァンスの積み藁』が制作されている


 本作で最も注目すべき点は南仏の強い日差しによって多様に輝くラ・クロ平野の輝くような黄金色の色彩を主色とした各色彩との対比にある。平野に使用される黄色がまず前景を支配し、前景と中景の間には黄色と相性の良い緑色の木立が広げられている。

 そこから再度、多様な黄色が中景として画面の大部分を支配し、そして青く透き通る山々と雲ひとつ無い青空へと続いていく。この視線の流れを意識した色彩の心地良い変化と点々とアクセント的の加えられる赤色、白色などの色彩はゴッホの色彩に対する類稀な才能を良く示しており、今も観る者を魅了し続ける。なお本作の対の作品として同時期に『プロヴァンスの積み藁』が制作されている。  


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2018年03月13日

ピーター・ラビット製作側がアレルギー患者に謝罪

映画「ピーター・ラビット」の製作者らは、アレルギー患者の気分を害したとして謝罪する事態になった。

日本で5月に公開予定の同作で、ドーナル・グリーソン演じるトム・マグレガーはブラックベリーのアレルギーを持っているキャラクターで、エピペンを使って回復するのだが、ピーター・ラビットたちにブラックベリーを投げつけられる場面が登場する。

同作を製作したソニー・ピクチャーズは共同声明でこう説明している。

「たとえ漫画のようなドタバタ劇だったとしても、ブラックベリーのアレルギーを持つキャラクターについて考慮すべきでした」
「この問題について、十分な配慮が足りなかったことを心より謝罪申し上げます」

事の発端は、食物アレルギーを持つ子供のための基金が「食物アレルギーに関するジョークは我々のコミュニティにとって有害だ」とする声明をフェイスブック上に投稿し、続いて「#boycottpeterrabbit」というハッシュタッグがツイッター上で拡散された運動で、その直後に製作側から謝罪文が発表された。

同基金が投稿された声明では「(切迫した死をも感じる感覚だとされる)アレルギー反応の際に人々が感じる恐怖や心配といったものは深刻なことなのです」「そういった状況を軽く扱うことは我々のメンバーを傷つけるものです。アレルギー反応が危険ではないと世間に伝え、アレルギーを持つ人を危険にさらすことになるかもしれないからです」と記述されていた。

今回ソニー・ピクチャーズに謝罪させるという請願に、9000を超える署名がすぐに集まったそうだ。

ジェームズ・コーデンが声優を務めた悪戯好きなウサギのピーター・ラビットは、イギリス人児童文学者のベアトリクス・ポッターが創作したキャラクターで、1900年代初めに出版された。  


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2018年02月11日

悲劇や罪悪などの感情を見出すことができる

大地に座り込む憂鬱そうな女の姿態は、パリ民族博物館に所蔵されるミイラに着想を得られたものであり、画家晩年の傑作『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』を始め、その後もしばしば登場することとなる。

この女の物悲しい雰囲気は本情景にではなく、人間そのものへ向けられたものだと解釈されており、ぶどうの収穫が意味する≪豊穣≫と対比するかの如く、悲劇や罪悪などの感情を見出すことができる。

さらにそこから考察すると黒尽くめの女には、人間としての以外にも死の象徴≪死神≫的な関係性を導き出すことができるのである。また背景となる山積みのぶどうのすぐ下に配される泡立つ様な描写には、女性の性的解放の暗喩が隠されているとの指摘もある。

  


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2018年01月11日

ギュスターヴ・ジェフロワの肖像


後期印象派の大画家ポール・セザンヌを代表する肖像画作品『ギュスターヴ・ジェフロワの肖像』。

故郷であるエクスへと制作拠点を移した1880年代以降の画家としては珍しく、パリで制作された本作は、彫刻家ロダンやクロード・モネの友人であり、熱心なセザンヌの共鳴者でもあったジャーナリスト兼文筆家(そして美術批評家としても知られる)≪ギュスターヴ・ジェフロワ≫を描いた肖像画作品である。

画面中央へと配されるほぼ正面から捉えられたギュスターヴ・ジェフロワは椅子に腰掛け、仕事机に両手を乗せながら(執筆中であろうか)仮綴本を数冊広げている。画面の左側には薔薇が挿された花瓶とロダンの彫刻が置かれており、ギュスターヴ・ジェフロワとロダンの友好的な関係を示している。  


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2017年12月11日

ヒマラヤの雪男、米チームが「身元」特定

「雪男」の正体はやはりクマだった──。ネパール・チベット間のヒマラヤ(Himalaya)一帯に住むと言い伝えられ、雪男とも称されてきた未確認動物「イエティ、Yeti」。米研究者らがこれまでイエティのものとされてきた遺物の広範な遺伝学的調査を行い、それらが実は複数のクマのものだったことを突き止め、29日、学術誌に発表した。長らく信じられてきたイエティ神話を打ち砕く研究成果となった。

 イエティの正体がクマだったとする研究はこれが初めてではないが、英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)に掲載された論文によると、今回の研究では、イエティのものとされてきた骨や歯、皮膚、毛、ふんから、これまでにない量の遺伝学的証拠を収集して調べた。

 その結果、「イエティの手」をはじめとする世界中の個人コレクションや博物館から収集した証拠品は、実際にはアジアクロクマ(ツキノワグマ)かチベットヒグマ(ウマグマ)、ヒマラヤヒグマのものだったことが判明した。

 これら3種のクマはそれぞれ「世界の屋根」ヒマラヤ山脈の異なる地域に生息しており、いずれの種類のクマもかつてイエティと誤認された可能性があるという。

 論文の主執筆者を務めたニューヨーク州立大学バッファロー校(University at Buffalo, The State University of New York)教養学部のシャーロット・リンドクビスト(Charlotte Lindqvist)准教授は「われわれの研究成果は、イエティ伝説の生物学的根拠がその地域(ヒマラヤ山脈)のクマに見られることを強く示唆している」と述べている。

 研究チームは、それぞれの標本の完全なミトコンドリア・ゲノムを再構成することで、ヒマラヤ山脈の絶滅の危機にある肉食動物であるクマとその進化の歴史に関する重要な発見もした。  


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2017年11月30日

夢 (Le rêve)

素朴派を代表する画家アンリ・ルソー随一の代表作『夢』。

本作は国外へ旅行したことがなかったルソーが、想像力と独特の観察眼によって制作した大作であり、1910年にアンデパンダン展(無審査出品制の美術展覧会)へ出品され、多くの批評家らから賞賛を受けた作品である。同展へ出品された際、イタリア出身の詩人ギヨーム・アポリネール(ポーランド人)による次の詩が添えられたことが知られている。

「甘美な夢の中のヤドヴィガ、いとも安らかに眠りへと誘われ、蛇使いの吹く笛の音を聴き、その瞑想を深く胸に吸い込む。そして緑燃える木々の波の上では、月影がきらめき、野生の蛇たちは、曲の陽気な調べに耳傾ける」。ヤドヴィガとは画家が数年前に恋焦がれていたポーランド人女性の名前であり、画家自身の言葉によると「このソファーの上で眠る女は森の中に運ばれて、蛇使いの笛の音を聴く夢を見ているのだ。」とソファーに横たわるヤドヴィガについて解説している。

  


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2017年11月20日

筆触を活かした衣服の質感表現

 メランコリックな表情を浮かべる画家の愛人ジョアンナ・ヒファーナン。本作は画家が2年前の1862年に手がけた≪白のシンフォニー≫作品と同類の名称が付けられているものの、それと比較しホイッスラーが強く関心を示していた日本趣味的要素が描き込まれているのが大きな特徴のひとつである。

 筆触を活かした衣服の質感表現。ジョアンナ・ヒファーナンが身を包む、品の良い白いモスリン風の衣服は、画家の高度な技術によって透明感や空気感などの質感に迫りつつ、筆触を活かしながら見事に表現している。

 ホイッスラーが強く関心を示していた日本趣味的要素。前作同様、当時、ホイッスラーが同棲していた愛人ジョアンナ・ヒファーナンをモデルに描かれる本作は、当時好まれたヴィクトリア朝のモティーフを画題としながらも、日本風の団扇や朱色の碗、白磁の壷など東洋的要素が効果的に配されている。
  


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2017年10月08日

厳しい状況に置かれる日本の母子家庭

 日本では片親の家庭(その殆どが母子家庭)の約半数が貧困状態にある。CNNではこの数字を取り上げ、他の先進国よりも高い水準にあると指摘している。アトランティック誌(9月7日)もアメリカの33.5%と比較し、「先進国中、片親(通常母親である)の環境は日本が最悪かもしれない」としている。記事では10歳の娘に新しい靴と下着を買うこともできないという家庭の事例を掲載しており、切実な状況が窺える。

 経済状態以外にも、ワシントン・ポスト紙(5月28日)では、シングルマザーを恥と見る文化を問題視しているようだ。「日本では、シングルマザーたちは貧困と『恥の文化』と闘っている」と表現する。高い道徳観を持つ日本だが、言われなき差別という弊害も生んでしまっているようだ。

 なお、アトランティック誌によると、アメリカで離婚率が減少傾向にあるのに対し、日本では80年と比較して66%も増加している。こうした環境に苦しむ女性は増えつつあるようだ。  


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