2018年02月11日

悲劇や罪悪などの感情を見出すことができる

大地に座り込む憂鬱そうな女の姿態は、パリ民族博物館に所蔵されるミイラに着想を得られたものであり、画家晩年の傑作『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』を始め、その後もしばしば登場することとなる。

この女の物悲しい雰囲気は本情景にではなく、人間そのものへ向けられたものだと解釈されており、ぶどうの収穫が意味する≪豊穣≫と対比するかの如く、悲劇や罪悪などの感情を見出すことができる。

さらにそこから考察すると黒尽くめの女には、人間としての以外にも死の象徴≪死神≫的な関係性を導き出すことができるのである。また背景となる山積みのぶどうのすぐ下に配される泡立つ様な描写には、女性の性的解放の暗喩が隠されているとの指摘もある。




Posted by ハタスちゃん at 11:13│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。