2017年10月08日

厳しい状況に置かれる日本の母子家庭

 日本では片親の家庭(その殆どが母子家庭)の約半数が貧困状態にある。CNNではこの数字を取り上げ、他の先進国よりも高い水準にあると指摘している。アトランティック誌(9月7日)もアメリカの33.5%と比較し、「先進国中、片親(通常母親である)の環境は日本が最悪かもしれない」としている。記事では10歳の娘に新しい靴と下着を買うこともできないという家庭の事例を掲載しており、切実な状況が窺える。

 経済状態以外にも、ワシントン・ポスト紙(5月28日)では、シングルマザーを恥と見る文化を問題視しているようだ。「日本では、シングルマザーたちは貧困と『恥の文化』と闘っている」と表現する。高い道徳観を持つ日本だが、言われなき差別という弊害も生んでしまっているようだ。

 なお、アトランティック誌によると、アメリカで離婚率が減少傾向にあるのに対し、日本では80年と比較して66%も増加している。こうした環境に苦しむ女性は増えつつあるようだ。



Posted by ハタスちゃん at 11:04│Comments(0)
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